2023年3月1日 Give upしそうになったとき


毎日勉強していて、途中で諦めたくなるときはたくさんあります。


・問題文の意味が分からない。


・問題が解けない。


・解けない問題の解説を読んでも理解できない。


・大量の暗記物を短時間で覚えないといけない。


科目に関係なくたくさんあるのですが、そのようなときの対処法です。


小さな単位に落とし込んで、物事を考える。即ち、小さな単位でwhat(これは何を意味するのか)、


why(これはなぜこうなるのか)を徹底的に追及することです。当然、横には教科書、参考書、PC、スマホを置いて


調べることは必要です。特にネットで役に立ちそうなサイト、動画、静止画で妥協せず調べ考えることは絶対に必要です。


それでも前に進めないときがあります。


どうしても理解出来ない。


分からない。


やっぱり無理だ。


止ーめたとなりがちですが、ここが勝負の分岐点です。


あくまで執拗に調べ、考えることが継続できれば、実力は間違いなく向上していきます。


それでも妥協したくなったときは、「自分は出来る!」と何度も何度も言い聞かせて頑張るしかありません。


先日引退されたパラリンピックの国枝選手が、弱気になったとき「俺は絶対王者だ」だと自分に言い聞かせて


弱気な気持ちを跳ね返したのは有名な話です。


そこまでやって駄目なら仕方ないし納得出来ると思うのですが、それ以前に簡単にGive upするようでは


将来大きな悔いを残すことになると思います。




また、もう一つ大事なことがあります。


それは、意識して自分自身を多忙にすることです。勿論、秒単位、分単位で勉強しろとはいいませんが、


忙しい状態であれば余計なことを考える余裕もありませんし、どうでもいいことに悩むこともありません。


時間は無限ですが、我々が使える時間は有限です。限られた時間で充実した勉強をしたいのであれば、忙しく


勉強をすることをお薦めします。






ここからは独り言です。^^


確率は難しい・・・


今、新高3生向けに集中して確率の難問をやっているのですが、本当高校数学の中で群を抜いて難しいです。


特に、条件付き確率の応用問題は余程整理して考えないと混乱しますし、見落とす事象が出てくるケースが


多いように感じます。


個人的には、高校数学の難問の中で特に難しいと感じるのは確率、整数、高3の積分です。


あと数列の融合問題も結構えぐいですね。


(*´Д`)





2023年2月1日 定期考査と模試


定期考査と模試の2種類の試験を受けたとき、生徒たちの結果は次の4つのうちのどれかに該当します。


定期考査○ 模試○


定期考査○ 模試×


定期考査× 模試○


定期考査× 模試×


定期考査、模試共に結果が良かった○の人と定期考査、模試共に駄目だった×の人は実力通りに自身の真の学力を


反映しているのでOKなのですが、問題は定期考査は○だけど模試は×の人です。


ご存知の通り定期考査は試験範囲も狭いし、難易度もそれほど高くありませんので(附設は除く)点は取りやすいの


ですが、模試は範囲も広く難問も多いのでそう簡単には解ける問題は出題されません。ただ模試と言っても、進研模試、


全統模試、駿台模試、プロシード等いろいろあるので一概に言えないですが、ここでいう模試は全統模試、駿台模試


を指しています。


一方、定期考査を重視せざるを得ない人は、やはり推薦狙い(特に指定校推薦)の人たちでしょうか。別に推薦狙いで


あろうとなかろうと個人の自由ですしどちらでもいいと思いますが、やはり大事なのは真の学力養成です。


そう考えると定期考査の成績は非常に良くても、模試になると極端に悪いケースは問題です。勉強への取り組み方を


考えるべきだと思います。


あと模試で大事なのは、結果もそうですが間違った問題、解けなかった問題の解説を丁寧に読み解くことです。


ミスの部分は謙虚に反省し、今後の勉強にどう活かすのかを考えることは非常に重要です。


意外と受けっぱなしの人が多い印象です。それでは勿体ないです。



今、一部の受験生には難関大の長文対策をやっているのですが、やはりいろんな意味で難しいです。


ただ難しいと言っても、大きく分けて私立の難関大と旧帝大の問題はまるで傾向が異なります。


先日慶應大学・法の長文をやったのですが、やはり単語、英熟語力はかなりのものが要求されるます。


速単やターゲットにも載っていないのがゴロゴロ出てきます。一方、国立の方は単語力はそこまで


要求されないのですが、内容が難しい(抽象度が高い)のが多いです。ですので、両方に対して合格ラインを


突破するには英単語力、英熟語力、文法力、構文解析力だけでなく、国語力、一般常識+α、論理的思考力、


短時間での情報処理能力等が求められます。


従いまして、英単語を覚えたから英語が得意になる、文法をマスターしたから模試で高得点が出るのような単純な話


ではないですね。


うーん、中々手強いですが、覚悟を決めてやるしかないです。




最後に再度長時間勉強に触れます。


どんなに効率化を追及しようとやはり勉強時間が少なくては難関大、高校合格は無理です。


多くの人にとって長時間勉強は苦痛(私もです)ですが、やり方を上手くやればそんなに大変な世界ではないです。


個人的に意識してやっているのが次の2点です。


・暗記系と思考系を交互にやる(例 数学→英単語の暗記→物理、生物の暗記→英文解釈→地理の暗記)


・空き時間はスマホのボイスメモを活用して暗記物を何度も聞く


特にボイスメモの活用はお薦めです。


例えば、自分で覚えたい英単語をボイスメモで録音します。


come by・・・get,obtain(手に入れる)

come up with・・・devise, invent , conceive(思いつく)

do away with・・・eliminate, abolish(取り除く、廃止する)


そして、空き時間にその録音したものを聞き、それを声に出してオウム返しするだけです。


基本的に英単語、古文単語、社会・理科のキーワード暗記はあまり面白いものではないですし、退屈な作業とも


言えます。そして覚えようとすればするほど中々覚えられないジレンマに陥ります。


ところがこのような耳勉は特に覚えようと力まなくても、ボイスメモから流れてくるものを口に出すだけで(何度も


繰り返せば)自然と覚えてしまいます。勿論机上で勉強するときは、目で見て、手で書くと言う行為も必要になりますが


この耳勉は結構お薦めです。





2023年1月1日 謹賀新年


先日オリックス・吉田選手がメジャーリーグに移籍するとき、後輩に贈った言葉が素敵です。


要約すると


「人生は辛いこと、苦しいことが8割で喜びは1,2割しかない。その喜びを感じるためには我慢や向上心が必要!」


価値観は人それぞれですから、賛同する人もいればそうでない人もいると思いますが、個人的にはこの言葉は


真理をついていると思います。


やはり何かを成し遂げようとすると大なり小なり必ず困難が待ち構えており、楽して物事が成就することは無い


ですね。逆に何の苦労も困難もなく目標を達成したところで、そこに真の喜びや嬉しさは無いし、人として


成長はないように思います。(勿論、いたずらに苦労だけを追い求めればよいと言う意味ではありません。)




この年末年始の休みを利用して英熟語の資料を作っているのですが、英熟語は意外な盲点だと思います。


難しい単語は結構知っていても、英熟語は特に何もやっていない人が多いと思います。


例えば次のような熟語はどうでしょう?


at home 精通して


for all 〜, with all〜 〜にもかかわらず(in spite ofやdespiteは有名ですが)


call for 〜 〜を必要とする、〜を迎えに行く


単語自体は誰でも知っている易しいものですが、いろんな前置詞とくっついて様々な意味に変化します。


これを試験の最中に類推で乗り切るのは無理がありますし、やはりきちんと覚えるべきでしょう。


難関大を狙う人はこのような細かなところまで勉強してほしいですね。




さて、今年は生徒の皆さんだけでなく、私自身も大変な試練の年になると覚悟しています。


来年(2024年)の難関大学、高校合格に向けて、ハードワークに徹せねばなりません。


英数の数多くの難問を解きまくり、その重要ポイント、ノウハウを生徒の皆さんに伝授する必要があります。


たまにとてつもない難問に遭遇するときがありますが、それでも心が折れないように最後までNever give upの


精神で頑張りたいと思います。




あと今年大事にしたいのは、節制した生活を送るという点です。塾の先生というのは授業が夕方から夜なので


どうしても食事が不規則になりがちです。深夜に重たい夕食を食べれば翌日は胃にもたれるし、体にも目茶苦茶


悪いです。当然仕事にも悪影響を及ぼします。


従いまして、規則正しい食生活、体にいい食べ物(野菜、魚、納豆、海藻類、豆腐等の大豆系、きのこ等)を強く


意識し、毎日最低30分のウォークやストレッチを習慣化したいと思います。何s痩せるか楽しみです。


そして、リバウンドしないように。笑


かったら翌週に持ち越します。


何か反省点や気付きがあれば、それをリアルタイムに書き込んでいき合格出来ない大学群です。


また、地元福岡の受験生が多い熊本、広島、九工大でも適当な受験生活を送っているようでは合格は覚束ないでしょう。


は、内容があまり分からないという点に


集約されているように思います。


分からない内容に関しては、それを細かく因数分解して分子、原子レベルまで落とし込めば殆どのことは解決


するはずです。


あとはその落とし込むときの作業を、面倒くさがらず、あきらめず、強い意志をもってやることです。


(勿論それでも出来ないことはありますが、出来るだけ0(ゼロ)に近づけたいです。)




あと、どうしても集中できないとき、自然と雑念が湧いてくるとき、マッキンゼー、デロイトトーマツ・・・


これらの企業に対する表向きのイメージとしては高給、激務が真っ先に浮かびますが、国産企業の歯車の一つとして


働くよりも、若くても責任あるポジションで高度なビジネススキルを身につけたいという人が増えているのでしょうか。


しかしながら、このような企業で働くことは誰にでも可能とは言えず、恐ろしく高いコミュニケーションスキル、


ロジカルシンキング、激務に耐えられる体力、強烈なストレス耐性をもつ人でないと無理でしょう。



外資の恐ろしいところは、いかに高学歴エリートであっても、会社が求めるパフォーマンスを十分に発揮できなければ、


短期間でのファイヤー(解雇)もあり得るし、順調にいっていても外国本社の意向で部署ごと無くなるケースも


あるのでやはり安定とは程遠いように思います。それと引き換えの高給の意味なのでしょうが。


しかし,世の中は上手くできていますね、楽してボロ儲け出来る方法はありません。高給を稼ぐということは


それに見合う代償を払うということです。


私がもし今大学生であれば、外資でバリバリ働きたいと思うでしょうか。たぶんNoです。(^^)笑




2022年12月1日 年間スケジュール、週間TO DO LIST、時間管理表の3つは必須


計画を立てずにその日に思いついたことだけを勉強する。


このような勉強スタイルでは、全体の中で自分が何をやっているのかを的確に把握することが出来ませんし、


弱点がどこなのかも見えてきません。これではある一定レベル以上の大学に合格することはないように思います。


しかしながら、意外とこのタイプの高校生は多いように思います。




うちの塾での例です。


1.ざっくりとした年間スケジュールを立てる。




年間スケジュールを作成するときの重要ポイントはあまり細かく設定し過ぎないことです。


あまりに細かいスケジュールを設定してしまうと、修正しようとしたときにほぼ不可能になるからです。


年間スケジュールはあくまでいつまでにどの問題集を終らせるのか、何周するのか、何問解くのかの問題数


レベルが明確になっていればOKです。詳細は、週ベースでのTo  Do Listで対応します。


塾での進捗管理に関しましては前半は月ベース、後半は半月ベースで進めていきます。




2-1.週間スケジュールを立てる




日曜か月曜日の夜にその週のやるべきことをノートに詳細に書き出します。


具体的に何をやるのかを書き、問題集の名前だけ書くようなのはNGです。


そして、その項目を終らせたら、下記のように線を引いて終了のマーキングをし、終らなかったら翌週に持ち越します。


何か反省点や気付きがあれば、それをリアルタイムに書き込んでいきます。


個人的にはDaylyベースのTo Do Listは不要と考えます。理由は、想定外のさまざまな割り込み作業が入ってきて


上手くいかない可能性の方が高いからです。そうすると継続は困難になりますので、やはり週ベースで1日当たりの量を


調整しながらやった方がベターのように思います。




2-2.結果を振り返る




終ったら日曜の夜には、1人反省会というか気付きがあった点をもう一度読み返します。こうして自分自身の


ノウハウが蓄積されていくことになります。




3.時間の実績表は必ず作成する。


時間にムラのある受験生活を送らないようにするためにも時間管理は絶対に必要です。


学校の授業以外に一日何時間勉強するのかきちんと目標時間数を定めて、それを達成する必要があります。


学校の休み時間や電車の中での勉強時間等も当然含めたいので、スマホのストップウォッチ機能を使いたいですね。


結果は手帳に書いてもいいし、excelにインプットしてもよいし、スマホのアプリを利用しても構いませんが、


個人的には手帳がベストのように思います。






あと1カ月で2022年度も終わります。


新高3の塾生の皆さんは、ぜひ2023年度は上記3つのツールを駆使して自己管理に努めて欲しいなと思います。


この1年間で自分なりの自己管理法の礎を築けば、大学人、社会人になったとき必ず「やって良かった」と実感する日が


来るはずです。





2022年11月1日 大学受験は楽ではない


大学受験は高校受験と違って非常に厳しいものがあります。


国公立大学で言えば東京一工、旧帝だけでなく、次のランクである筑波、横国、千葉、神戸あたりもやはり簡単には


合格出来ない大学群です。また、地元福岡の受験生が多い熊本、広島、九工大でも適当な受験生活を送っているよう


では合格は覚束ないでしょう。



私立はどうでしょうか?


早慶上智理、GMARCH、関関同立あたりはやはり容易ではないです。


少なくとも高2まで勉強さぼって高3で1年弱頑張れば何とかなるという世界ではありません。


(上記私立の科目数が少なく極端に言えば、英語一科目や小論文だけの一発勝負であれば可能性もあるようにも


思えますが、その分難易度も非常に高いのでやはり厳しいように思います。)



そう考えると高1から大学受験を意識した高校生活を送る方がベターですし、どんなに遅くとも高2の4月(最悪9月)


からはスタートしたいです。



大学受験で失敗するタイプはいつまでもスタートを切れないタイプです。


「高3になったら本気で頑張ります!」


(人によっては、部活を引退したら、体育祭が終ったら、修学旅行が終ったら、誕生日が来たら等いろいろです。)


「スタートしようと思ったときがベストタイミング」であるのは言うまでもありません。



では、受験を意識するとは具体的にどういうことを意味しているのでしょうか。


・志望大学、学部を確定する(現在の学力、偏差値に関係なく)


・合格したときのイメージをする


・各科目ごとの大学入試までのスケジュールを明確に立てる

(何の問題集をいつまでに何周する等、具体的な戦術が必要)


・ウィークリーベースのアクションリストを作成し、それ一つ一つ丁寧に終らせる。終らないときは、


なぜ終わらないのか原因を追及し、改善策を講じ、次のアクションリストに活かす。


・細切れ時間を大切にする←空き時間に英単語や古文単語を口ずさんだり、数学や理科の公式を暗唱する。


・大学入試や大手予備校の模試の情報を積極的に入手し、モチベを維持する。


等いろいろありますが、やはり一番は勉強するときに真剣みが増すと言う点だと思います。



入試の本質は自分との戦いですが、選抜試験という側面を考えればやはり他者との競争になります。


つまり引き分けの無い、勝ち負けがハッキリする勝負事なので、是が非でも勝たねばなりません。


その為には勝つ覚悟と戦術、戦略は絶対必要です。





2022年10月1日  勉強時間と密度


前回、勉強時間のノルマ(平日4,5時間)、休日10時間について書きましたが、それについて補足説明します。


上記の勉強時間を達成したとしても、中身が伴っていなかったら(薄かったら)、あまり意味がありません。


例えば、


・机の上にスマホを置いて、友達とSNSをしながら勉強する


・TVを見たり音楽を聞きながら勉強する


・睡魔と戦いながら勉強する


・すぐ気分転換を求めて机を離れる


このような密度や濃度の薄い勉強をやっているようでは、成績向上は望めません。


どうせ勉強しないといけないのだから、中途半端な気持ち、覚悟無しで勉強するのではなく、腹をくくって


濃密な時間を過ごした方がいいです。



一番いいのは、没頭すること、熱中することです。



こう書くと「好きでもない勉強、興味のない勉強に没頭できるわけがない」という人もいるかもしれませんが、


それを乗り越えなければなりません。


よくよく考えてみると、好きになれない、興味がわかないことの大部分は、内容があまり分からないという点に


集約されているように思います。


分からない内容に関しては、それを細かく因数分解して分子、原子レベルまで落とし込めば殆どのことは解決


するはずです。


あとはその落とし込むときの作業を、面倒くさがらず、あきらめず、強い意志をもってやることです。


(勿論それでも出来ないことはありますが、出来るだけ0(ゼロ)に近づけたいです。)




あと、どうしても集中できないとき、自然と雑念が湧いてくるとき、


お薦めは声に出して勉強することです。


目だけで追いかける勉強だとまだ雑念がわく余地がありますが、声に出して勉強


すれば目、口、耳を活用することになり、口から出てくる言葉と脳の動きがリンクし、雑念がわく余地は


殆どありません。これは大きな違いです。但しこのやり方を長時間やると非常に疲れます。


脳をフル回転して使っているからです。




ちなみに、私は次ような形でぶつぶつ呟いています。



「ええっとこれはcosの2乗の形だから、半角の公式を使って合成をして・・・


合成はsin, cosだけど、どっちいこうか? cosの方が後々楽そう


次は加法定理。符号間違えないように気を付けよう。


最大値だから一応グラフの概形書いて求めようか。こりゃ漸近線いるなぁ。limitか。正負の∞両方いるなぁ」


みたいにぶつぶつ言いながらやっています。



人に聞かれると怪しく思われるので、1人で問題を解いているとき限定です。^ ^






あと勉強時間とは別次元の話ですが、勉強をやっていて一番嬉しいのはどんなときでしょうか。


それはやはりシンプルですが、問題を解いて正解したときだと思います。


その科目が苦手な人は教科書レベルの問題でも正解すれば嬉しいでしょうし、自信がつきます。


逆にその科目が得意な人は旧帝大や難関私立高校の入試問題を正解すればさらに自信がつくでしょう。


これはとても大切なことで、日々のモチベーションに直結します。


何回やっても正解しないのであれば、いや問題の意味すら理解できない、解法が全く頭に浮かばないことが続けば


やはり誰しも心が折れるように思います。



正解したときの喜びを味わいたくて、一生懸命勉強する。これも勉強するときの一つの動機づけになり得ます。







2022年9月1日  高2生は受験勉強スタート


現高2生は、共通テストまで残り1年4か月です。


まだ1年4か月もあると考えるのか、もう1年4か月しかないと考えるのかは勿論自由ですが、もし現役で難関大を


目指すのであれば、個人的には後者であって欲しいと思っています。


やはりある程度の緊張感、切迫感があった方が、より学力は上がります。


理想は高2の3月までに英語、数1A,2Bの完成、理系は数3の基礎、標準問題は完成の域に達していることです。




受験生活を送る上で大事なことはいくつもありますが、その中で学校の授業以外の勉強時間をどう確保するのかが


重要なポイントです。一つの目安として、学校の授業以外での平均勉強時間が最低平日4〜5時間休日は10時間くらい


は絶対に必要です。どんなに効率化を追及し、要領よくやったとしても勉強時間が少なければ大した結果は出ない


です。附設で常時学年20番以内、筑紫丘で3番以内に入っているような俗に言う天才タイプは当てはまらない


かもしれませんが、逆にそういう人ほど多くの時間を勉強に費やしているのが現状だと思います。。




ただ、私は軽く平日4〜5時間、休日10時間と書いていますが、実際には誰でもそう簡単に出来るもの


ではありません。結構しんどい思いをします。


例えば、部活で疲れた、学校で何か嫌なことがあった、親と喧嘩した、SNSで何か気になることがある・・・


このような時は、「あーもう今日は止めた。明日頑張ろう!」となりがちですが、それをやってしまうと


当日2時間であれば平均4時間にするために翌日は6時間、さらにそのパターンを蹴り返すともう物理的に無理に


なってしまいます。


従いまして、この数字を達成するのは本当は凄いことなのです。



そして声を大にしていいたいのは、リラックスタイムを週1回は必ず設けて欲しい点です。


例えば日曜日の夜7:00以降は一切勉強しない、好きな趣味に没頭する等


そうしないと1年365日ストイックに頑張り通すことなんで出来るわけありませんし、もし定期的な


休憩を設けなければ、行き当たりばったりの行動に出がちなので、全体で見ると非常に非効率になりがちです。、





来年は私自身この15年間の塾のお仕事で最も大事な一年と認識しています。



塾生全員難関大に合格できるよう覚悟を決めて頑張ります。




先ほど、ニュースで京セラ・稲盛会長の訃報を知りました。


最近、稲盛さんのニュースが全然出てこないので、もしかしたら体調を崩されているのかと思い、心配しておりました。


京セラ、KDDIを立ち上げ、JALの再建までやられ、日本の経営者の中でもダントツで凄い人だったように思います。


昭和の名経営者である旧松下電器の松下幸之助さん、ソニーの盛田昭夫さん、ホンダの本田宗一郎さん


皆さん既にお亡くなりになっていますが、個人的には稲盛さんがNo1の経営者です。


稲盛さんの本は10冊前後持っていますが、ここ最近は本棚に眠っているので、また引っ張り出して読んでみたいと


思います。私の稲盛さんの最も素敵だなと感じるのは、あれだけの大会社の経営者でありながら、盛和会では


全国の中小零細企業の経営者のオヤジ連中にいろんなアドバイスをしてサポートしていた点です。


普通はあれだけの名経営者になれば、プライドも相当高いでしょうし、中小企業のおじさん連中のところまで


降りてきて経営アドバイスなんてしないと思います。そのような方々に対して、焼酎を酌み交わしながら、


ある時は吉野家の牛丼やうどんをつつきながら応援する。庶民派です(^^


もうこのような素晴らしい経営者は出てこないでしょうね。合掌。






2022年8月1日  速読英単語(Z会)の長文音読


塾の教材としてZ会の速読英単語を使用することに決めました。


英単語の本としては非常に有名な本ですが、他の英単語帳とは異なり、長文を利用して英単語、熟語を


覚えさせるコンセプトの本です。従いまして、英単語を無味乾燥的に単発で覚えるのではなく、文章を通し


実際の使い方が理解でき、記憶が長持ちするという点で非常に素晴らしい教材です。


早速、塾の一部の生徒には、高1生は入門編から、高2生は必修編から、旧帝狙いの人は上級編を


やってもらうことにしました。




【目的】


・長文を100回以上音読し、そこで使われている英単語、英熟語を使い方を理解した上で覚える。


・最終的には、英語を英語のまま理解し、日本語を介在せずに理解できるようにする、


・リスニング能力の向上




【実際の進め方】


@音読の前に


・知らない英単語、英熟語の意味を理解する


・重要な文法の使い方を理解する。


・複雑な文はSVOCの構文解析を明確にする


・和訳を正確に理解する


・外国人の吹き込んだ音声を聞いて、聞き取りにくい部分を予め明確にしておく。




A音読開始


・1回目から30回目位までは、必ず英文を1文読んだら横の和文も音読して、英語のどの部分と日本語の


どの部分が対応しているのか確認する。


・31回目から100回目までは英語だけ音読し、もし不明瞭な箇所が出てきたらそこだけ日本語の


意味を確認する。


・基本は100回の音読であるが、時間が許せば200回、300回音読して自分のものにしていく。


(20,30回の音読では少なすぎて頭に残らないです。)



そして、一番大事なことを書きます。



それは年単位で毎日コツコツ継続すること



これに尽きます。


英語は数学と違ってある一定のレベルに持っていくには、非常に時間が掛かる科目です。


たまにたった2、3カ月だけやって結果が出ないと途中で挫折していく子がいますが、少なくとも1年は


継続しないと効果は出ません。毎日コツコツ1年以上「必修編」を本当にやり切れば、共通テスト9割、


中堅国立大学の前期試験では7割の正答率は普通に超えてくると思います。旧帝も上級編を半分位やりこめば


合格圏内に十分入ってくるとみています。




うちの塾生の皆さんには速単がボロボロになるまで使い込んで欲しいですね。


間違っても今日はターゲット、明日はシス単、明後日はユメタン、その次はパス単、最後は鉄壁みたいな


一貫性の無い勉強をしていると英単語本評論家にはなれても、殆ど力がつかないのは言うまでもありません。






2022年7月1日  限界


ここ数日の猛暑で既に夏バテ気味です。笑


しかし、あと3カ月近くもこの暑さが続くと考えると、ゾッとします。



ここ数カ月は日々の授業時間を含めれば毎日最低10時間は働いていることになりますが、やはり自分自身への


負荷は相当掛かっているように思います。特に、「大学への数学 1:1対応」の例題全てを解き直ししている最中


なのでこれは結構重たいです。中にはとんでもない程難しい問題も紛れていますし、時間を掛ければすべて順調


にいくという世界ではありません。そして、生徒の分も含めて自分でやった問題はすべてExcelで管理しています。



これが終れば、河合塾のプラチカと並行して、東大、京大、東工大、阪大、九大、早慶理の赤本5年分を徹底的に


研究して、合格ノウハウを蓄積したいと考えています。一応12月までに九大、阪大、理科大の分は終らせる予定です。


しかし、数学って面白い学問ですね。時々思いもつかないマジックのような解法に遭遇することもあります。


よくこんなこと考えるなぁと感動させられます。解いている最中は大変困難で辛い状況のときもあるのですが、


こうした素晴らしい解法に遭遇したときは疲れもいっぺんに吹っ飛んでしまいます。




今日は「限界」について書いてみたいと思います。


「人は無限の可能性を秘めている」


よく聞く言葉ですが、個人的には限界はあるように思います。無限ではないです。しかしながら、この「限界」


というものは人によって限界値が大きく異なり、ちょっとした苦難ですぐ限界を迎える人もいれば、相当なことを


やっても限界点に達しない人もいます。十人十色と言われればそれまでですが、塾を運営していて、自分の本当の


限界より相当低く自身の限界を設定している子が多いように感じられてなりません。本当はもっとできるのに勿体


ない話です。



自分自身、大数の難問で解けないケースはあります。解説を読んでも理解出来ない問題もあります。


それでもここが自分の限界だからもう止めとこうとは思わないです。無から新しいものを発見するのは非常に


困難ですが、既に誰かが解いている問題、既に確立された解法が存在するのであれば、「自分も出来る」と


言い聞かせながら何度もチャレンジします。それで上手くいけば、限界の先にある何か真実を掴んだことに


なると思います。


そこまでやっても出来ないときもあります。(大数で言えば、1冊につき2,3問題)


それは本当に自分の限界にチャレンジしての結果ですから、快く受け入れます。不満は無いです。




入試も全く同じだと思います。不合格になったとき、不合格という結果そのものよりも、頑張り切れなかった自分、


やり通せなかった自分への悔しさの方が強いように思います。やるだけのことをやっての結果であれば、どんな結果


でも受け入れられるのではないでしょうか。そう思える位頑張りたいものです。





2022年6月1日  数学の勉強法


今日は、数学の勉強方法について書きます。


私の高校時代は、とにかく自分の頭で考えて解くことに価値を見出すというかこだわりを持っていました。


当時はZ会の通信添削をメインにやっていたので、とにかく空欄が無い状態で提出できるよう、相当数の時間を


費やしていました。当時のZ会の問題の難易度はとんでもないレベルで難問奇問のオンパレードでしたので


教科書や参考書で調べても解けない問題が多く、1問あたり長いときには数時間かけて「あーでもない。こーでもない」


とうんうん唸りながら解いていました。




確かにこの方法は真の数学力をつける1つの方法ではありますが、それは数学以外の科目に時間を割けなくなる


ことも意味するので、数学以外の科目に悪影響を及ぼします。笑


今、塾の先生として生徒に数学を指導するとき、このような私の昔のやり方はお薦めしていません。


やはり有限の時間の中で最高のパフォーマンスを発揮するのに、この方法はNGとの認識です。


自分の頭で考えることは勿論大事なのですが、無から斬新な解法パターンを生み出してやろうという考えはNGです。


無から生み出そうとするのではなく、最初から教科書や参考書、問題集に載っている解法パターンを一字一句吟味


しながら理解し、それを暗記していくのです。


理解を伴わない丸暗記は絶対に避けねばなりませんので、そこは注意する必要があります。


そして、解法パターンの理解、暗記のやり方を確立したら、そのストック(在庫)をドンドン増やしていくのです。


このストックが増えれば増えるほど、数学の偏差値はグングン上がっていくように思います。


一方、超難関大学の入試問題では全く見たことがないような難問、奇問も出題され、解法パターンの蓄積だけでは


太刀打ちできない問題も当然出題されます。しかし、この類の問題は殆どの受験生は解けませんので、合否に大きな


インパクトは与えません。




また、本番の試験や模試でもう一つメリットがあります。それは、解けそうか解けなさそうかの判断が容易になると


いう点です。試験は当然大問1から大問6の順番に解く性質ものではありませんので、自分が確実に完答できそうな問題


から順番に解けるようにしないといけませんし、時間配分もある程度は意識する必要があります。


上記がぜひお薦めしたい数学の勉強方法です。




先日、難関大学の就職先人気ランキングを見ていたのですが、明らかに20年、30年前とは異なりますね。


例えば東大生であれば、上位にやたら外資系コンサルが入っているのが特徴です。アクセンチュア、PwC、


マッキンゼー、デロイトトーマツ・・・


これらの企業に対する表向きのイメージとしては高給、激務が真っ先に浮かびますが、国産企業の歯車の一つとして


働くよりも、若くても責任あるポジションで高度なビジネススキルを身につけたいという人が増えているのでしょうか。


しかしながら、このような企業で働くことは誰にでも可能とは言えず、恐ろしく高いコミュニケーションスキル、


ロジカルシンキング、激務に耐えられる体力、強烈なストレス耐性をもつ人でないと無理でしょう。



外資の恐ろしいところは、いかに高学歴エリートであっても、会社が求めるパフォーマンスを十分に発揮できなければ、


短期間でのファイヤー(解雇)もあり得るし、順調にいっていても外国本社の意向で部署ごと無くなるケースも


あるのでやはり安定とは程遠いように思います。それと引き換えの高給の意味なのでしょうが。


しかし,世の中は上手くできていますね、楽してボロ儲け出来る方法はありません。高給を稼ぐということは


それに見合う代償を払うということです。


私がもし今大学生であれば、外資でバリバリ働きたいと思うでしょうか。たぶんNoです。(^^)笑






2022年5月1日  大学入試は高2で決まる


GW真っ只中です。


企業によっては10連休のところもあるようですが、私のような個人事業主には全く関係の話で、振替をいれたり


いつもより多忙になるというのが実情です。塾をつくってからずっとこの状態なので、逆に慣れたというか休み


過ぎると調子が出なくなります。と強がっておきます。(^^)



「大学入試は高2で決まる。」


高校2年生というのは難しい学年というのが本音です。


高1はまだ高校生活に慣れていないし、上に高2、3といるので大人しくしている子の方が多く、高3は受験生


なので多くの生徒は真面目に勉強をします。よって、横道にそれる子は少ないように思います。


しかしながら、高校2年生は学校生活にも慣れ、大学受験もまだ先のことと高をくくっていますので、どうしても


目先の欲望に負けがちですし、無気力になる子も多いような気がします。ちなみに高2の夏が一番家出する子が


多いとも聞きます。



難関大学に合格したいのであれば、やはり高2の時期に相当の覚悟を持って勉強すべきだと思います。



特に数学と英語


高2の3月までに数学は(学校の進度に関係なく)数3まですべて終了、英語はほぼ完成の域まで持っていきたいです。


そうしないと高3で理社に集中できませんし、英数のどちらかで大きく足を引っ張られるようでは現役合格はほぼ


絶望的になってきます。特に英語は積み重ねの側面が大きいので、高3で短期に偏差値を上げようとしても厳しいです。


単語帳を丸暗記しても決して大きく伸びることはありません。(よほど英語が超不得意で平均レベルにまで上げる


という意味では有りですが)




高2は高いモチベーションは維持しにくいということを理解した上で、作戦を立てる方が賢明です。つまり、やる気に


依存するのではなく、勉強する時間帯を習慣化してしまうことです。夜8時から11時までの3時間は必ず勉強するなど


具体的な時間割を決めて、何があろうとその時間帯は勉強することです。例え部活で疲れていようが、やる気がしない


ときであろうが、夜8時になったら机に向かう、そして11時までは離れないようにすることです。


あたかも朝目覚めてすぐ顔を洗う、歯磨きをする等、無意識のうちにやっていることを勉強にも当てはめたいです。


一番NGなのはやる気がある時は深夜まで5時間やるときもあるが、やる気がないときは勉強時間0(ゼロ)の日もある。


このタイプは改善した方がいいです。



モチベーションに左右されない、勉強の習慣化


最後は必ず勝つタイプだと思います。





2022年4月1日  新学期スタート


今日から新学期スタートです。


塾の方も新たな仲間が加わり(今年は高校生が多いです)、新年度も新たな気持ちで頑張ってまいります。


生徒募集の方は幸いなことに既に満席になりましたので、欠員が出るまではこのメンバーで走ります。



さて、受験生は志望校も決まりそれに向けて頑張るだけですが、受験生以外の特に高2、中2はやる人と


やらない人に極端に分かれますので注意が必要です。


中弛みになりがちなこの時期に大切なことは、何でもいいから具体的な目標を掲げることです。


・クラスで1位を目指す


・数学のテストで90点以上取る


・模試の偏差値で60後半を目指す


別にテスト結果だけでなく、毎日英語の教科書を15分音読する、毎日数学の問題を3問は解く等でも


いいと思います。何も目標がない中、モチベーションを上げろと言われても土台無理な話であり、


やはり何か遣り甲斐を感じる目標を自ら掲げることです。


あと大事なことは、やると決めたら「すぐ取り掛かること」です。やる気が出るのを待っていても、


必ずしもやる気が出るとは限りませんし、とにかく行動に移せば自然と意欲は高まります。


新学期は自分を変える絶好のチャンスです。


何か決意して臨みたいですね。




あと勉強とは直接関係の無い話を一つ。


3年前までは、この地球上でパンデミック(新型コロナウィルス)が発生するなんて誰も想像して


いませんでした。また、ロシアがウクライナに侵攻したのも同様です。もしNATOが直接軍事介入


していれば第3次世界大戦が勃発し、日本でも想像したくない悲惨な状況が生まれていたのかもしれません。


大地震や津波だけでなく、台風や大雨等の異常気象も毎年留意しておく必要があります。


そう考えると、世の中が安定し、安心して勉強出来たり、仕事が出来るのもある意味当たり前の話ではなく


奇跡なのかもしれません。そう考えると1日たりとも無駄に過ごせないですね。






2022年3月1日  ノートの活用はとても重要


科目に関係なく、誰しも解けない問題はあります。優秀な成績を収めている生徒でも例外ではありません。


問題を解けない、間違えるのは仕方のないことですし、全然構わないのですが、問題はその後のフォローをどこまで


丁寧に誠実にやっているかです。やり方は人それぞれですが、私はやはりまとめ用のノートを一冊自分で作った方が


いいと思います。中には時間が勿体ないから無駄だと考える人もいるでしょうし、ノートをきれいに整理すること


自体が目的になるので本末転倒と考える人もいるでしょう。確かに、やたら時間を掛け過ぎたり、ノートの美しさ


に自己満で終る人もいるかもしれませんが、それでも私はやはり整理用のノートは作成した方がいいと思います。


間違えた問題をそのまま放置しても力がつくことはないですし、頭の中で混乱していることは紙に整理して描かないと


真の理解に繋がらないからです。それとただ書けばよいというものではなく、ある程度はきれいに、しかも分かりやすく


書かねば後で見返す気も起きませんので、質の高いものは要求されます。


こうして自分用の世界で1冊しかない参考書を作成し(or弱点克服ノート)を作成し、受験直前や受験日当日に持参して


最後まで確認するのがベターだと思います。


また、このように分かりやすさを追及してノートをきれいにまとめる癖をつけると、将来ビジネスパーソンになったとき



プレゼン資料の作成などで役に立つのは言うまでもありません。



ロシアとウクライナの戦争は今後どうなるのでしょう。2月24日にロシアが侵攻して以来、毎日ニュースやSNSで


悲惨な状況が映し出されていますが、何とも言えない暗い気持ちにさせられます。最悪第三次世界大戦、核戦争まで覚悟


しないといけないのでしょうか。人間そこまで愚かだとは思いませんが、何らかのきっかけで暴発してしまう可能性も無


きにしも非ずなので、本当世界の指導者たちは理性を持って冷静に対処して欲しいですね。(><)





2022年2月1日  伸びる生徒


今年の共通テストは色々な意味で非常にインパクトがあり、歴史に残るものとなりました。


超進学校の生徒の切り付け事件、スマホを使ったカンニング事件、トンガの火山大噴火による津波で一部の受験生が


本番の試験を受けられなかったこと、また数学1Aの平均点が史上最低点の記録を更新したことも挙げられます。


事件に関してはふつう実行に移すことは出来ませんが、その判断すらつかないほど精神的に追い詰められていたのか


もしくは年齢の割に未熟だったのかよく分かりませんが、真相究明が待たれるところです。


数1Aの難化に関しては共通テストの位置づけを考えれば平均点38点はあり得ないです。文科省の理想と現場の


乖離があり過ぎて、改善が求められるように思います。



 さて、今日は伸びる生徒の資質について考えてみたいと思います。


地頭のよさ、やる気、性格、小さいころからの育った環境等挙げたらキリがないくらいたくさん出てきますが、


その中でやはり「素直さ」は上位3つの中に入ってくると思います。


この「素直さ」という言葉は誤解されやすいと思うのですが、言われることを何も考えずに従順にやるという意味


ではなく、まずは素直に物事を見る、余計な先入観や思い込みを排除して受け入れるという意味です。


頑なに自分の考えに固執すると、視野も狭くなりますし、物事を多面的に捉えることも難しくなります。


例えば、数学の解法をマスターしようとするとき、確かに数学は解法パターンが幾つもあり、必ずしも例題に


載っている解法がベストとは言えないときもありますが、それでもやはり最初は素直にそれを受け入れて、その後


自分のオリジナルのやり方をアドオンしていく方が賢明です。そうしないと時間がやたらかかって勿体ないし、最悪


自己流では通じないことが分かり途中で挫折することになります。また、それは個人の勉強に留まらず、周りとの


対人関係にも悪影響を及ぼすこともあります。



 素直に物事を見る、素直に人を見る目を養いたいものです。





2022年1月1日  謹賀新年


2008年夏にこの個人塾を立ち上げて、今年で14年目に入ります。


今思い返せばいろんなことがありました。上手くいったことより、そうでないことの方が多かったような


気がします。これだけ長く毎日様々なタイプの生徒たちを指導していても、「人に物事を教えるのは難しい」


ということを日々実感させられます。やればやるほど、新たな反省点、改善点が出てきて、完成形という


ものがないような気がします。だからこそ逆にこの仕事は面白いと言えるのかもしれませんが。



この仕事を通して嬉しいと感じるのは、やはり生徒が志望校に合格したり、模試や定期考査で好成績を収めた


ときです。たまにプロセスはいい加減だけど、好結果が出るときも稀にあります。正直言って素直に喜びたい


けれど、喜べません。たまたま良い結果が出てもそれはあくまで偶然の世界ですので、正しいプロセスを経て


必然的に素晴らしい結果を出すことにこだわりたいと考えています。即ち、数値重視のPDCAを誠実かつシビア


にまわすという意味です。



今年はどんな年になるのでしょう? オミクロン株感染者が徐々に増加し、また去年、一昨年のようになって


しまうのか、それとも感染者は増加しつつも上手く経済も両立させて回していけるのかそれは誰にも分かりません。


現時点では誰にも先を見通せない状況ですが、明るい未来を信じて日々やるべきことモチベーション高くやって


いくのが王道だと思います。



既存のメンバーとは別に春になればまた新しいメンバーとの出会いがあることでしょう。どんな人物と出会い


があるのか楽しみです。



本年もどうぞ宜しくお願い致します。





2021年12月1日  覚悟を決めて頑張ろう!


大人になって学生時代を振り返ったとき、「もっと勉強しておけば良かった。」と後悔している人は多いと


思います。私もその中の一人です。当時、頭の中では勉強することの大切さは認識していたつもりですが、


行動が追いついていないというか、最後までやり切った感は薄かったような気がします。


そうした経験を踏まえて、生徒達にはいろんなメッセージを発信していますが、上手く通じないときもあり


もどかしさを感じることも多いです。



どのようにすれば頑張れる体質の人間に変われるのでしょうか?


やはりしっかりした目標を持っているのか、自分の将来か何かに対して強い危機感があるのか、この2つがキー


になるような気がします。もしこの2つのうち両方が欠けていれば、やはり勉強で頑張り通すことはできない


でしょう。



目標も危機感もない人は、勉強を開始してもちょっと分からなくなったり、ちょっと面倒くさくなっただけで、


粘ることが出来ず、「今日は部活で疲れたから明日頑張ろう」、「ここは面倒くさくから、土日の時間がたくさん


あるときに頑張ろう」等、自分に都合のいい言い訳をして容易に挫折していくように思います。


目標を明確に持っていたり、ハングリー精神を持っている人も面倒くさく感じることが無いのかというと、


そうではありません。同じように面倒くさい、だるい等と感じているはずです。しかしながら、そこで自分を


ごまかさず、ここで止めたらヤバい、こんなとこで負けてられるか、止めるわけにはいかないと思い直して


いく人はその試練を乗り越えていくことが出来ます。まさにここが成績がいい生徒とそうでない生徒の分岐点であり、


明暗が分かれるところです。



1年365日



この自分との戦いが続きます。



勿論、365連勝なんて現実的にはあり得ないし、ときどきの挫折はありです。


でも勝率8割と人間と勝率5割の人間では結果も大きく変わってくることでしょう。



学生の皆さんは今からでも遅くありません。


強烈な夢や目標をもってそれに邁進していくか、自分の将来か何かに対して強い危機感をもてば、それが


強烈なエネルギーになりますので、それを勉強するエネルギーに転換できれば最高です。


学生時代は長いようであっという間に終ります。


1日1日を大切に悔いの残らぬように頑張ってほしいです。


次回は元旦に更新します。